結婚を考え始めたときに思い浮かぶのが、「婚活」という言葉。よく知らないがゆえに抵抗感を抱いている方も、婚活について知れば不安が解消されることもあります。
婚活方法によっても内容が異なるため、それぞれの特性を知り、自分に合った婚活方法を選んでみましょう。
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婚活とは、結婚相手を探す「結婚活動」の略語です。婚活には様々な形態があり、飲食をしながら交流を深める「街コン」や、婚活アプリ・パーティー、結婚相談所といった婚活サービスのほか、合コンや友人にお相手の紹介をお願いすることまで、結婚相手を探す活動の多くが含まれます。
結婚相談所IBJメンバーズを運営する株式会社IBJの調査では、20~30代の未婚男女の約8割が婚活に抵抗がないと答えています。また、婚活サービスを利用して交際相手を見つけたことがあると答えた人は男性で4割、女性で3割という結果になりました。
これらのことから、多くの人が婚活や婚活サービスへの利用に抵抗がないことがわかります。
恋活は「恋愛活動」の略で、恋愛相手を見つけることを目的とした活動です。婚活と似ていますが、婚活が結婚相手を見つけるのが目的であるのに対し、恋活は結婚するかどうかにかかわらず、恋愛相手を探すのが目的である点が異なります。
婚活と恋活では活動の場や方法が異なるため、活動を始める前に自分がどんな出会いを目的としているかはあらかじめはっきりさせておきましょう。
婚活を始める前に、婚活の動機や理想の結婚生活・お相手像をはっきりさせておくことが大切です。婚活を通して素敵なお相手が見つかっても、自分が結婚したい理由やどんな人と結婚したいのかが明確でないと気持ちがブレてしまい、いつまでも決められなくなってしまうためです。
以下の4つを軸に婚活に対する気持ちを明確にしましょう。
まず考えるべきは「なぜ結婚したいのか」です。
結果を求めて行う婚活は、楽しい事ばかりではありません。お相手にお断りされたり、仕事の合間を縫っての活動で疲弊されたりと心が疲れてしまうこともあるため、婚活の動機がはっきりしていないと活動が続けるのが難しくなってしまいます。
結婚相談所にも「親を安心させたいから」「友達が結婚し始めたから」といったことがきっかけでご来店される方も少なくありませんが、そこからもう一歩踏み込んで、自分の気持ちを考えてみると、モチベーションを維持したまま活動を続けやすくなります。
次に考えてほしいのは、理想の結婚生活像です。たとえば、女性の場合は専業主婦になりたいのか、結婚しても働きたいのか、子どもは欲しいのかどうか、休日はどんな風に過ごしたいのかといったことを考えると、理想の結婚生活像が見えてくるでしょう。
結婚することをゴールにするのではなく、結婚後の生活についても婚活を始める段階で考えておきましょう。
理想の結婚生活像を考えたら、理想のお相手像が自ずと見えてきます。専業主婦になりたい方なら、お相手に一定の収入があり、家庭に入ってもいいと言ってくれる人を探すことになりますし、休日はお相手と一緒に出かけたいなら同じ休日の過ごし方を希望するお相手を見つけたほうがよいでしょう。
基本的にお相手と生活をともにする結婚生活は、お相手のことが好きなだけでは続いていかないため、自分の送りたい結婚生活を実現できそうなお相手像を考えておく必要があります。
ただし、条件が高すぎたり多すぎたりする場合は、すべてに当てはまる方を探すのは難しいため、絶対に譲れない希望条件を1~3つ程度に絞り、ひとまず会ってみる柔軟な姿勢も大切です。会っていく中で結婚生活において一番大切な条件を見つけましょう。
婚活を始めるときは、「友達から始めたい」「長い恋愛期間を経て結婚できるか考えたい」「条件に合う方と早めに結婚をしたい」など大体でも構いませんので交際から結婚へのスピード感を考えておきましょう。
さらに、婚活を始めてからいつまでに結婚したいのか期限を明確に決めると、婚活への真剣度が高まりやすいため、短期間でお相手を見つけやすくなる可能性があります。
以上の4つの軸を決めて婚活を一定期間続けても結果が出ない場合は、婚活方法が合っていないことも考えられるため、婚活方法・サービスの変更を検討してみましょう。
婚活方法とひとくちに言っても、出会えるお相手やサービス内容が異なるため、自分に合った婚活方法を探せるかどうかが婚活成功のカギになります。各婚活方法の特徴をよく知り、どんな婚活方法が合うか見極めてみましょう。
婚活市場において、年齢が若ければ若いほど人気が高い傾向があるため、年代によって婚活方法の選び方が変わってきます。年齢が高い方ほど結婚相手を探すのが難しくなるのは、年齢が上がるにつれて独身者の数が減っていくためです。
厚生労働省の調査によれば、初婚夫婦のうち年齢差が0~2歳差以内の夫婦が過半数を占めることから、同世代同士で結婚する人が多いといえます。30歳に差し掛かってからは20代とは違う婚活方法を検討するとよいでしょう。
20代の方は同世代の独身者が多く、出会いの数も多くあります。どの婚活サービスでも幅広い年代の方からお申し込みがあるため、様々な婚活サービスを試す中で、自分に合うものを見つけてみましょう。
活動をする中で、自分にはどんなお相手が合っているのかをじっくり考えることもできます。
同世代の独身者が少しずつ減り、出会いが少なくなる傾向がある30代からは、結婚相談所への入会も視野に入れてみましょう。
結婚相談所は、結婚相手を探している方に出会いの場とサポートを提供するサービスです。入会金の支払いや独身・収入証明書の提出が義務付けられるなど、入会にあたっての手続きに手間を要するため、結婚への真剣度が高い方が集まりやすくなります。
結婚の意思が強い方同士でお見合いすることで、フィーリングが合えば結婚を前提とした交際に発展しやすくなります。また、結婚を前提とした交際では早い段階から結婚後の生活や価値観について将来を見据えた話し合いができやすいため、お相手とのズレも少なく安心して結婚に進めるでしょう。
出会いが少なくなりがちな30代の方は選択肢のひとつとして検討してみることをおすすめします。
婚活方法ごとにアプローチの仕方が異なるため、自分の性格に合わせて婚活方法を選ぶのも方法のひとつです。
婚活サービスの利用に抵抗がある方は、友人の紹介から始めてみましょう。友人との信頼関係を考えるとお相手に対して適当な振る舞いはできないため、お互いに真剣に向き合いやすくなります。
国立社会保障・人口問題研究所の調査でも、夫婦の出会いのきっかけで最も多かったのが、「友人・兄弟姉妹を通じて」(30.9%)ことを考えると、結婚に発展しやすい有力な出会い方のひとつであるといえるでしょう。
ただし、友人から紹介してもらえるお相手の数には限りがあるため、他の方法と並行して進めることも検討してみましょう。また、年齢が上がるにつれて既婚の方が増え、紹介も減っていく傾向にあるため、紹介してもらうならなるべく早めに友人にお願いするようにしましょう。
参考:国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査」
婚活パーティーは、結婚相手を探している方が集まるパーティーで、飲食やアクティビティをともにしながら交遊を深めていくスタイルです。
お相手についての事前情報はなく、短い時間でお相手を見極める必要があるため、インスピレーションを大切にしたい方、短い時間でお相手の印象に残るインパクトを持った方に向いています。また、サポートはないため、自力で積極的にアプローチできる方により向いているでしょう。
婚活アプリは、結婚相手を探す方に出会いの場を提供するアプリです。プロフィールと希望条件の登録を済ませ、お互いに惹かれるお相手とだけマッチングします。その後はメッセージを交わし、お互いの気が合えば、実際に会うこともできます。
いつでもどこでもお相手探しができて手軽な一方で、たくさんの方とメッセージを交わす根気とゆったり婚活できる時間的な余裕がある方に向いています。
結婚相談所では、年収や子どもがほしいかどうか、家族との同居の有無といった詳細なプロフィールを登録し、希望条件に合致した人とだけお見合いできます。
婚活サービスの中では費用が高いことや独身・収入証明書の提出などのハードルがあるため、結婚に対して真剣度の高い方が集まりやすくなる傾向があります。結婚を前提とした交際を求めている方が多く集まっていることで、お見合いでフィーリングが合えば真剣交際に発展しやすくなるのも特徴です。
費用は安くはありませんが、婚活のプロがお見合い日時の設定や、交際中のアドバイスなどのサポートを行ってくれるため、担当者と二人三脚で婚活を進めたい方に向いています。料金やサポート内容は相談所によって異なるため、自分に必要なサービスがあるかどうかを考えながら検討してみてください。
結婚相談所での活動がイメージしにくい方は無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。 結婚相談所IBJメンバーズの無料カウンセリングでは、婚活のプロがひとりひとりのお悩みに合った婚活方法やアドバイスをお伝えしています。
現在の婚活方法で思うようにいかない方や、これから婚活を始めようと考えている方は、ぜひ無料カウンセリングで第三者の意見を聞くことをおすすめします。