40代になると、「もう将来の夢とか考える余裕がないよ」と言う方も多いかもしれませんね。

しかし、人生100年とまで言われる今、40歳から将来の夢について考えることは何も遅くはありません。

今回ご紹介する「3つの質問」に答えることで、自分の人生計画、将来設計が立てられるようになりますよ。

一般常識にとらわれずに「自分の将来の夢」を考える

自分の人生計画、将来設計を立てる上で大事なことは、世間一般の理想像にとらわれないということです。

たとえば、昔から「夢のマイホーム」という言葉があるように、大半の人にとってマイホームは人生の夢の一つではないでしょうか？

しかし、マイホームを購入するためには25～35年の間、月々の住宅ローンを返済していかなければなりませんし、地域に馴染めないからといって、すぐにマイホームを手放すこともできません。

あなたと全く同じ顔、同じ性格、同じ人生を歩んできた人がいないように、人の数だけ人生設計があります。

他人の幸せにあなたの幸せを重ねても、あなた自身が幸せになれるとは限りません。

お金持ちになったから幸せ、社会的な地位や名誉を手に入れたから幸せ、ではなく、あなた自身の幸せを見つけることが大切です。

平均的な収入でも、マイホームを建てなくても、あなた自身が幸せだと感じることが実現できれば、あなたが望む未来がやってきます。

人生設計で大事なことは、将来の展望をしっかりと見据えることです。

どんな人生を送りたいか、何を実現したいか、何が起こるかわからない人生だからこそ、自分で道筋を立ててブレることなく生きていく。

ぼんやりとした将来の夢に向かって道筋をつけることが、まさに人生計画、将来設計なのです。

将来の夢を真剣に考えるための3つの質問

あなたの将来の夢は何ですか？おそらく多くの人が、幼いときに考えていた夢とは違う人生を歩んでいることでしょう。

でも、将来の夢はいくつになっても新たに考えて良いのです。大人になって社会人経験を積んだ今、あなたが本当に望む未来は何ですか？

これからする3つの質問に答えることで、あなたの将来の展望が見えてきます。

質問① あなたが将来やってみたいこと、実現したいことは何ですか？

まずはあなたがやりたいこと、なりたいもの、好きなことなど、ポジティブになれることをどんどん書き出してみましょう。

ノートやエクセルなど後から書き加えたり、修正したりできるものであれば、何に書き出しても構いません。

とにかく「バカげているな」と思うことであっても、今の立場や収入が追いつていないことでも、自分がやってみたい、なってみたいと思うのであれば、アイデアが枯れるまでどんどん書き出します。

過去の嬉しかった経験や羨ましかった思い出、すでに叶えているけどもっとグレードを上げたいことなどもヒントになります。

たとえば、次のようなことが「将来やってみたいこと」に挙げられるでしょう。

・　自宅で悠々自適に仕事をする
・　海の見える丘にマイホームを建てる
・　英語を勉強して年に1回は奥さんと海外旅行を楽しむ
・　定年退職後はお金の心配をせずに趣味のゴルフを目一杯楽しむ
・　家族、子供、友人との時間を大切にする
・　いつも笑顔で、人から好かれる人間になる

自分の内面から出てくる将来の夢に真剣に向き合い、それらを書き出すだけでも現実のものとなる可能性が高まります。

つまり、自分の頭の中にあった将来の夢をアウトプットすることが、望む未来を迎える第一歩なのです。

質問② あなたが将来、絶対にやりたくないことは何ですか？

質問①とは逆に、あなたが将来やりたくないことも書き出してみましょう。

やりたいことをやるために、我慢してやりたくないことをやらなければならないのは、本当に望む未来とは言えません。

このプロセスで大事なことは、世間一般では「やらなければならないこと」「大人ならやって当然のこと」と言われていることでも、あなた自身がやりたくないと思うのであれば、リストアップします。

たとえば、あなたに今の会社で出世したいという願望があったとしましょう。会社で出世するためなら家族を顧みず働いたり、付き合いで飲んだりする必要があったとして、あなたが望まないのであれば、それはあなたにとって「やりたくないこと」なのです。

これまでの経験で嫌な思いをしたこと、周囲の誰かが幸せそうに見えないこと、人生でやりたくないことをどんどん書き出しましょう。

・　先輩や上司に媚びへつらってまで会社での地位を守りたくない
・　意味のない仕事で時間を無駄にしたくない
・　妻や子供とのだんらんを削ってまで働きたくない
・　満員電車に乗りたくない
・　何の趣味も持たず、退屈な毎日
・　周囲から煙たがられるダサいおじさん

「将来やりたくないこと」は、現時点でもあなたにとってストレスを与えるもの。だからこそ、書き出すと気持ちがスッキリします。

質問③ やりたいことを実現するためには何が必要ですか？

3つ目の質問は、望む未来のために必要なものが何かを考えるプロセスです。

まず思い浮かぶのが「時間」でしょう。

やりたいことを実現するためには時間が必要です。「何歳までに実現したいか」を考えましょう。

次に思い浮かぶのは「お金」ではないでしょうか。

マイカーやマイホームの購入にはお金が必要ですし、悠々自適な老後を送りたいならある程度の貯蓄が必要です。

さらに、時間とお金を作るための「行動」も考えましょう。

たとえば今の仕事の収入だけでは望む未来を迎えられないのであれば、転職をしたり、副業をしたりして収入を増やす必要があります。

まとめ

あなたが本当に望む未来を考えるヒントになる「3つの質問」をご紹介しました。

ノートやエクセルなどに3つの質問の答えをどんどん書き出してください。このプロセスを経ることで、あなたの「人生の舵取り」の方法がわかります。

3つの質問に一気に答えるのは大変ですので、まずは1日30分ほどの時間を取ってトライしてみてください。

このアウトプットがあなたの将来の夢を考える重大なヒントとなるでしょう。