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人生において仕事を大切にしてこられたSさんCさんご夫妻。
また、結婚相談所に入会した当初は「結婚は妥協しなければいけないもの」という考えを持っていたそうですが、今では結婚することの素晴らしさを身をもって体感し、婚姻届の提出から2年が経とうとする現在はお子さんを含めた3人での暮らしを楽しんでいるといいます。
お二人の価値観に変化をもたらしたきっかけはなんだったのでしょうか。婚活を始めた経緯から結婚に至るまでのプロセスについてお話を伺うと、陰ながらお二人を支えたカウンセラーの存在が見えてきました。
もともと「いい人がいたら結婚したいな」という軽い気持ちでマッチングアプリを1年ほどゆるく使っていたのですが、1度もマッチングしなかったんですよ。
婚活をもうやめようかなという話を会社の先輩にしたら「お見合いパーティーなら少なくとも女性とお話することはできるから」と勧められて、IBJが主催していたお見合いパーティーに参加しました。そのときに、アドバイザー(※1)のKさんからIBJメンバーズの紹介をしてもらい入会を決めました。
(※1)お客様の婚活のお悩みを聞き、入会のご案内をするスタッフのこと
かなり強く後押ししてもらったんだよね?
そうそう。Kさんの第一声が「SさんがIBJメンバーズに入会しないのはもったいない」だったんです(笑)。
「どういう意味だろう」と思っていたら、「Sさんにぴったりのプログラムがあるから明日お店に来てください」と言われて。その日はパンフレットをたくさんもらって説明を受けただけで帰ったんですよ。
今だったらお買い得だと思えるのですが、入会する前は「お相手が見つかるかもわからないのにこんなにお金をかけるのもなぁ」と思っていたのが正直なところです。
Kさんからはその後も何度かメッセージが届いて、そのたびに「考え中です」と答えていたのですが、ある日ついに「人生そのままでいいんですか」と言われて(笑)。「そこまで言うなら入りますよ」と入会を決めました。僕は背中を押すどころか蹴とばしてもらえないと決断ができなかったので感謝しています。
私は結婚したいという気持ちがとても強くて、マッチングアプリや婚活パーティーを試していたのですが出会いがほとんどありませんでした。そんな中、36歳のときに翌年4月から職場で管理職になることが決まりました。仕事を本格的に優先しなければいけなくなるとわかったときに、それまでに人生のパートナーを絶対に見つけたいと思ったんです。
マッチングアプリだとうまくいかないので結婚相談所に行こうかなとぼんやりと思っていたころ、結婚できないと話していた”こじらせ男子”の代表格のような男性2人が次々に結婚したんです。「どうやって結婚したの?」と聞いたら、二人とも 「IBJで」と答えて。「あの2人が結婚できた相談所なら、 私もいい人が見つかるかも」と考えてIBJへの入会を決めました。
担当カウンセラーのHさんからの紹介でした。入会するときに「カウンセラーが紹介したお相手にはお会いいただきたいです。それはお相手と結婚してほしいからではなく、お相手と会うことによって好みや傾向を知るためです」と言われていたんです。もちろんプロフィールを拝見して素敵だなと思ったうえでですが、直接的な理由は「Hさんに勧めてもらったから」ですね。
私もHさんの紹介を信じてSさんに会うことにしました。私はSさんにお会いする前からいろいろな方とお見合いをしてきたのですが、なかなかうまくいかなくて。
入会当初は勢いがあったのですが、数ヶ月経って「そろそろ休会しようかな」と思っていたタイミングでHさんに相談しに行ったら「あら、休んじゃうの?紹介したい素敵な方がいるんだけど」と言われて。当時はすでにHさんに強い信頼を寄せていたので「Hさんが言うなら」と二つ返事でOKしました。
仕事が忙しかったからだと思うのですが、少し疲れているのかなという印象でした。
私は「なんだか反応が薄いな」という印象でした。今思えば人見知りだったとわかるのですが、会話が盛り上がらなくて大丈夫かなと思った記憶だけはあります。でも、Hさんにおすすめしていただいたお相手だし、1時間のお見合いだけではお相手のことは何もわからないですよね。好印象でもなく嫌な感じもなかったので、お相手のことをもうちょっと知ってみようかなと思いプレ交際に進みました。
同じ感じです。プレ交際は複数人並行して交際できますし、Cさんをもう少し知りたいなと。
2人ともおいしいご飯が好きなので、ちょっとおしゃれな焼き鳥屋さんに行ったんだよね。仕事の話をたくさんしてくれた気がする。カウンター席に座りながらCちゃんのほうを向いて話を聞いていたから、帰るときになって首が痛かったな~。
すごく真剣に話を聞いてくれていたもんね。私は当時から”仕事ファースト”の人間だったので、自分の中で仕事がどんなに大切かを結婚相手にわかってもらわなきゃいけないと思っていたから、まずは自分の価値観をぶつけてみようと思いながら喋っていたと思う。
それが僕には好ましく映ったので。真剣交際に進んだ後に「あの日は手加減をしないで本気でぶつかろうと思っていたんだよね」と言っていたよね。
そんなこと言ってた? でも確かにその日のデート以降、会う回数を重ねるごとに「話が合うな」という感覚が自分の中ですごく増していった気がする。だから週に1回とはいかないまでも、2週間に1回は必ず会っていたよね。
告白”されなかった”日のデートなんですけどね(笑)。プレ交際から本交際になるタイミングってなんとなく察するじゃないですか。担当カウンセラーのHさんからも「明日はSさんの本気を見せてもらえると思いますよ」と伝えてもらっていたので楽しみにしていたんです。
でも、1ヶ月半ほど仮交際をしてちょっと奥手な部分もあることはわかっていたので、告白しやすいシチュエーションを作ってあげようと思っていました。
ランチを食べて、万博記念公園の中を散歩して、映画を観て。ちょっとロマンティックな雰囲気になったのですが、その後も告白されず。お酒の力を借りれば言いやすくなるんじゃないかと考えて、わざわざ高槻まで移動して半個室の居酒屋で食事をしても何もなく、「今日も楽しかったね~」と帰ってしまったんです(笑)。
僕としては今日も楽しかったなと大満足で帰ったのですが、Hさんにその日のデートについて報告したときに「Cさんに告白しなかったんですか?どうして?」と聞かれて。
「だってCさんが僕のことをどう思っているかわからないじゃないですか」と返事したら「仕方がない人ですね、Cさんは今日Sさんが告白してくれると思っていたんですよ!」と言われて「うわ~!」となって。その後すぐにCさんにメッセージで告白しました。
職場や学生時代のクラスで出会っていたら結婚していなかったよねという話はよくしています。本当にHさんのおかげですよね。
Hさんは完全に僕の味方でありながら、きちんと叱ってくれる人でしたね。そのうえで「あ、そうだったんだ」と素直に思わせてくれる貴重な存在でした。
私もSくんも結婚するならいろんなことに妥協しなきゃいけないんじゃないかと思っていたのですが、Hさんが「いやいや、ピンときていないんだったら次に行きましょう」と随所で言ってくださって。
私が大切にしている価値観や恋愛観にすごく共感しつつ応援してくださっていたので、活動を通じてHさんへの信頼度がとても上がっていたんです。そんなHさんがSくんのことをおすすめしてくれたからこそ、会ってみようと素直に思えましたね。
お互いに結婚する意思は固まっていたので、7月中に退会すると決めていました。プロポーズをする日が決まった段階でHさんに相談して、IBJが提携しているフレンチのいいお店のプロポーズコースを予約して、スーツを着て、手紙を書いて……と準備を進めました。
手紙には、 「こんなところが素敵だ」とか「こんなこともあったよね」みたいなことを書いたと思います。
当日はお店の人も演出をすごく頑張ってくれたよね。正直なところ、改めてプロポーズをしてもらうのが恥ずかしいと思っていたのですが、Sくんが頑張ろうとしてくれているのは素直にうれしかったですね。
これといった出来事があったわけではないのですが、本交際をスタートしてから退会するまでの1ヶ月半ぐらいの間にたくさん会い、そのときに一緒に生活するうえですり合わせておきたい価値観について話し合いました。
Cさんの家に行って、お金の管理をどうするか、子どもは欲しいと思っているかとか、結婚しても仕事をするかとかについて話したよね。
僕が結婚に踏み切れたのは、滋賀の『メタセコイア並木』の近くにある公園に行ったとき。Cさんは本当に”仕事ファーストな人”で、それは素敵だと思っていたんですけど、子どもを欲しいと本当に思っているのかなと不安に思うこともあって。
でも、公園で家族連れの人がベビーカーを押しているのを見て「素敵、あぁいう風になりたい」と言ってくれたんです。そのときに一番不安だったことが払拭されて「この人とならやっていける」と改めて思いました。
笑顔が絶えない家庭かな。私も若くないので育児に関してナーバスになっていた時期もあったのですが、Sくんが育休をとってくれて子どもが生まれてから今までの3ヶ月はほぼ2人で育児できています。それが思った以上に楽しいというか。どちらもけっこう勝ち気なんですけど、喧嘩したこともないもんね。
そうそう。大変なこともいっぱいあるんだけど、なんか楽しいよね。「話し合い」はあっても「喧嘩」はない。喧嘩ってどうやってするんだっけって思うくらい。
かわいくて、全力で、”相手ファースト”なところかな。 結婚式の挨拶を依頼したCちゃんの恩師に事前にご挨拶した際、先生が熱くお話してくださっているときにCちゃんのほうをチラッと見たら、かなり前のめりで真剣に話を聞いていて。先生のリアクションからCちゃんの真剣さが伝わったのを感じて、人の話を聞くってこういうことなんだと感動したことを覚えています。
Sくんはまず優しいじゃない? 家庭を大事にしてくれるところもとても好きだけど、”相手ファースト”とは逆でどんなことがあっても自分を持っているところがすごいなと思う。自分の意見をちゃんと言い切るのがなかなか難しいご時世で、自分の意見を言い切れるって素敵だなと思います。
すべてが良かったよね。まず出会えたことが良かったし、価値観が変わったよね。2人とも「結婚は妥協だ」と思っていたけど、結婚ってこんなにいいものなんだと実感しているというか。結婚するか迷っている人が身近にいたら「苦しいときがあったとしても頑張って結婚相手を見つけたほうがいいよ」と声を大にして言ってあげたいと思うぐらい、価値観とか考え方が変わったかな。
わかる。もっと頑張らないといけないと思っていたんですよ。結婚している男性の先輩は「妻に怒られ叱られ指示され、何もいいことがない」と言っている人が多くて。でも、Cさんと結婚してみたら「こんなに毎日楽しいんだ!」って。
よかった。でも、すでにたくさん頼らせてもらっているから、追加でお願いしたいことはないかな。
もっとお願いしてほしい(笑)。
私自身も婚活中に思った通りにいかない時期があったのですが、頑張った先には素敵な出会いと素敵な生活が待っているので、最後まで諦めずに幸せを勝ち取ってほしいなと思います。
IBJメンバーズは会員の数もとても多いし、Hさんのような素敵なカウンセラーがしっかりサポートしてくれるおかげで素敵な出会いに恵まれました。なので、悩んでいるならぜひ一歩を踏み出してみてほしいなと思います。
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